木造建築物を構築するための骨組みになる部材のこと。構造上不可欠な材で柱、梁、桁、母屋などを構造材と言い、壁や天井などで隠れてしまう物も多い。これに対し、見せるように使う材を仕上げ材や化粧材と言います。
主な材種杉、桧、ヒバ、米松、集成材　等

木造住宅において構造材を補う材料のこと言い、柱と柱の間に設置する垂直材や窓の下部に設置する窓台、壁内に斜めに入れる筋かい、野地板の下に来る垂木（たるき）、寄棟屋根で、流れが異なる屋根同志を支える隅木など、多様な種類があります。
主な材種杉、桧、栂、赤松、米松、WW、SPF　等

木造建築の構造材以外の部分で、仕上げ部分に使われる製材品。一口に造作材と言っても種類はさまざまで、天井板、敷居、鴨居、棚・戸棚、床の間、長押、ウォークインクローゼットなどが代表的です。
主な材種杉、桧、米松ピーラー、ケヤキ　等

伐採した木をそのまま切り出してつくった天然の無垢材に対して、複数の板を結合させた人工の木材で、厳格な規格と検査基準をもとに品質管理され、強度と安定性があり、柱や梁などの構造材にも使われます。
主な材種赤松、タモ、アカシア、メルクシパイン、米松　等

壁や腰壁、天井に、板を接ぎ合わせて平坦に張る部材のこと。無垢材を羽目板に用いると、ナチュラルな雰囲気を演出するほか、吸湿・放湿性に優れた空間づくりにも効果があります。
主な材種杉、桧、パイン、レッドシダー　等

木板や木質材料による床板のことを一般的にフローリングと言い、天然木を加工してつくった無垢フローリングと、複数の合板を貼り合わせたものに天然木の薄板を貼った複合フローリングがあります。
主な材種杉、桧、ナラ、チーク、ケヤキ、サクラ、Bウォールナット　等

１本の巨木から切り出し、つなぎ合わせることなく仕上げた一枚の板・天板で、継ぎ目がなく、お洒落で高級感があるのが特色です。テーブルの天板やベンチ、椅子の座面などに使われます。
主な材種杉、桧、タモ、ケヤキ、Bウォールナット、モンキーポッド　等

色や形状、材質などが優れ、独特な風合いを持っているものや、希少価値の高い高品質の樹種です。一枚板のテーブルや、床・壁・天井等の化粧材として使われます。
主な銘木【日本三大美林】・・・
木曽桧、青森ヒバ、秋田杉　　
【世界三大銘木】・・・
マホガニー、チーク、ウォールナット
その他銘木紫檀、黒檀、タガヤサン、屋久杉、神代杉、ケヤキ、イチョウ、エンジ、桐、楠（クス）、栗、栃（トチ）、朴（ホウ）、ブビンガ、カリン、モアビ、アピトン　　等

住宅や店舗、オフィスなどの天井や壁、床などに施工される仕上げ材や下地材の総称であり、フローリングやカーペット、タイル、壁クロス、合板、塗装材などの仕上げ材のほか、その下の下地材を含めて内装材と言います。

建築物の外装装飾に使うもので、意匠的な部分に加え、構造体を自然環境から守る役割も持ちます。珪藻土や漆喰などの自然素材に加え、スレート（粘板岩を薄い板状に加工したもの）やALC（軽量気泡コンクリート）、サイディングボード、タイル、レンガなど。

クロスやフローリング、タイル、化粧合板などの仕上げ材を取り付けるための部材を言い、耐久性、断熱性、透湿性、遮音性などの機能性を高めることが目的。床関係で使われる構造用合板、壁・天井などで使われるプラスターボードが代表的です。

家の設備として取り付けられている機器。キッチンや洗面台、バス、トイレ、給湯機などの水回り、エアコンや電気、換気設備など、住宅を快適に保つ製品であり、多彩な機能やデザインを持っています。

熱の伝導・伝達を阻止するための材料で、夏涼しく冬暖かい家づくりの決め手の一つ。無繊維系のグラスウールやロックウール、発泡プラスチック系のポリスチレンフォームや硬質ウレタンフォーム、自然素材のセルロースファイバーや羊毛繊維などがあります。

一般の建築物に用いられる金物の総称で、建築材の接合部を結合し、補強するために取り付ける部品。くぎ、ボルト、短ざく、かね折り、プレート、アンカーボルト、ホールダウン金物などの多様な種類があります。